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SWとしてのゆらぎ

現在は患者さんとの関わりは少ないが大切にしている。
とは言っても、しっかり関わる時間も意識も少なくなっている。
ミクロからメゾ、マクロへと役割が広がっている。
専門職として、診療報酬で評価されることで、
ミクロ業務を効率化して実践できることが組織に求められる。
理想を求めるのはいいが、組織の求める結果を出しながら実践できないと、
医療機関で続けることはとても厳しくなっている。
それを経験の浅いMSWに求めなければならないのはとても厳しい。
しかし、個々の成長を信じ、優しく厳しく指導しなければならない。
当たり前だが、時代と共に変化している。
医療福祉のあり方、人の育つ環境、教育のあり方、
社会の中で何を気をつける必要があるか、
適応していく力が大切になる。
変わらず大切にする倫理もある。
しかし、古い考えのままでは若者たちは次の時代を担っていけない。
将来を見据えた柔軟な考えを取り入れつつ、揺らいで模索する事が必要と思っている。

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MSWに伝えたいこと

僕はいろんな現場の意識の高いMSWの方々と話していて感じることがあります。 とても優秀で尊敬できるMSWさんの中にも 失敗を許せない、人に任せられない、他職種に委ねられない、あるべき理想が強すぎて柔軟性がない、新しいやり方を受け入れない、変化を受け入れない 多くの素晴らしいMSWは「質を下げたくない」と口々に言います。 でも僕は感じます。 皆さん、今を見て、未来を見ていないと。 どうしたら今と未来の両方を見れるのか。 そのバランスはどう考え実践したらいいのか。 MSWの根本は変わりませんが、教わった理想に固執しすぎず、時代に合った考え方、働き方と仕事のやり方に対する考え方を柔軟に変化させていく必要があると考えています。 そして今の時代だからこそ、責任者も人としての弱さを伝えることも大切だと思います。 もう少し自己開示してもいいのではと思います。 弱さというより事実を伝えて、安心、安全に働ける環境づくりについてお互いが建設的に考えられるように。 弱さを認めない強さを求める方々がいます。 僕はそういう方々に、MSWの本質を忘れてませんかと問いたいと思う時が多々あります。

時代の影響〜求められる効率〜

私がソーシャルワーカーとして活動始めたのは平成に入ってからだが、令和元年の今日において病院での入退院支援が変化している。 ソーシャルワーカーが患者さんや家族の抱える悩みや希望を信頼関係を作りながら聴き取り、ニーズに合わせて社会資源に繋いだり、心理的な支援をしたり、期限や資源に現在ほど縛られず、バイスティックの7原則が出来ているか振り返りながら成長していく自分を感じるのに何年も要していた。 現在は、ソーシャルワーカーに「求められる役割」が明確にあり数値化されやすくなったと同時に、「果たすべき役割」との葛藤に疲弊しやすくなっている。 背景には、医師を始めとする様々な職種も時代の変化に葛藤していると思われる。 その葛藤の内容と質は救急、急性期、回復期、慢性期などのそれぞれの機能によって違い、急激に変化せざるを得ない救急、急性期と、変化についていけない慢性期の温度差が激しいと感じている。 これくらいは慢性期でも引き受けて欲しい急性期と、慢性期では診れないと、領域の違いで医師の判断は相反する。 その狭間にも振り回されるのが、患者であり家族であり、コメディカルスタッフであり、入退院を支援するスタッフにのしかかってくる。 効率よく結果を求められる社会であり時代になってきた日本は、経営を考えながら医療サービスを提供することがより求められ、診療報酬も見直されていく。 そして、ソーシャルワーカーの仕事環境が変化している事を考慮しながら、どの様にソーシャルワークするのか、指導するのかが、現場も教育機関も追いついていない。 これまでの基本とする学習、知識と技術はもちろん重要で学ばなければならないことではあるが、時代も社会も価値観も求められる事も仕事環境やツールも目まぐるしく変化しているのに、それを踏まえた指導はまだまだ行われていない。 変化について整理してみると ①チームで支援 ②期限が決められた支援 ③デジタル化された情報交換 ④個別化よりパス化 ⑤ まだあるが、今日はここまで。

時代に適応していくということ

仕事、教育、老後、生活、お金、色んなことが変化していく。 当たり前なんだけど変化について行けないことや、抵抗を感じることも少なくない。 歴史を見れば様々な変化が起きている。 それに伴って個人の生活や人生レベルでも変化は目まぐるしく起きている。 自分の経験から判断をするのが常ですが、それでは時代の変化に適応できないのかもね。 では、どうするか